V.W.Pライブ及び花譜ライブ感想。

 

2日間連続で、家で視聴するだけでも期待感と満足感でいっぱいだったのに、実際に参加した人(多くは両方参加したと思う)の満足感はどれくらいのものだろうか。

13日、V.W.Pのライブはこれまでの曲から新曲、各自を象徴する曲などで構成されていた。ソロが入ると5人の時間が短いように感じられてしまい、終演時にはもう終わってしまったのかと思った。

14日、17時半からと思って待っていたけど始まらなかったので18時からかと勘違いしたかな、少し外していたら冒頭を見逃してしまった。あとでXなどを見ていたら、5分遅れの案内があった。そこまで準備万端にしていたのになぜ外してしまったのか自分でもよくわからない。期待しすぎてじっとしていられなかったのかも。1週間はアーカイブを見られるので良いとしよう。花譜のライブはこれまでのカンザキイオリ主体の曲から入れ替わることをはっきりと示した構成だった。これまで、メインはカンザキイオリの曲であり、花譜の根幹をなすものだった。これまでのキャラクタ性を生かすのであれば、次に軸となるアーティストがいたほうがいいのかな、と思っていたけど、それをひっくり返すような展開だった。Clarisのように顔を出して活動するのはもう少し先、もしくは顔出しはしないと予想していたけど、ライブ終盤になって、新たにリアルなアバターを用いて、廻花として活動することが発表された。怪歌とのタイトルは廻花での活動につながっており、廻る、MadTVの廻る、ももしかしたらここにつなぐ伏線だったのかもしれない。廻花のアバターは、リアルのアバターと説明されていたとおもう。ラグのようなものも示されていたし、アニメーション的なキャラクタや、3DCGによるキャラクタのほかに作成した、現実の人間のようなアバターであり、実際の花譜の姿ではないのだろう。一度そういうプラットフォームを作ってしまえば、別の人で同じことをしやすくなるのだろうから、今後は他のV.W.Pメンバーの3Dアバターやリアル寄りのアバターが作られるとおもう。

複数のアバターを持つことで何が解放されるのだろう。花譜のコメントにもあったように、本当の自分を隠して活動していることのうしろめたさが減るのかもしれないけど、本物に近づいたところであまり変わらないような気もする。本人が、新たにアバターを作ることで、花譜プロジェクトにかかわってよかったと思えるようになった、といった意味合いのコメントをしていたので、本人のとってベストであれば、それがすべてだ。個人的には、Vtuberのようにアバターであっても継続して活動することで一人の人格として認識されることが面白いと感じていたので、時々3Dアバターで歌ったりしても、メインは今の姿で活動してくれたほうが嬉しい。ただ、上述したように、本人にとってベストな選択であれば、ファンとしてはそれを選んでほしい。もはや、多少見た目がどうこうなったぐらいで離れるファンは少ないとおもう。

ライブの感想に戻ると、衣装はいつもながら良かったし、今回、本人の周りのエフェクトがものすごく凝っていた。これも試験採用的な意味合いがあるのかもしれない。いつかは、らぷらすが飛んだりするのだろうか。楽しみだ。ゲストは、リアルの人物は上の段からの参加で、やむを得ないのだろうけど、いずれこれも技術的に解決されそう。森カリオペは何を一緒に歌うのかと思ったけど、あれはあれでよかった。アバターの背丈がそろってしまうのは技術的な問題かな。これもいずれは解決されそう。今の技術でも、後ろからも撮影できるし大したものだとおもう。

歌の間にスクリーンにMVが移されるのは、空いた空間を埋めるにはいいのかもしれないけど、たまにそちらに目を取られてしまったので、あまり好きではない。MVを見せられると、あれ?録音かな、との考えがよぎり、そんなことはないと思いつつも少し引っ掛かりを覚えてしまう。

新曲は、今のところ花譜=カンザキイオリのイメージが強いのであまりピンとこないというか「歌ってみた」を聞いた時の感想とあまり変わらなかった。何度か聞いていたらいずれなじんでくるとおもう。ところで、Moraで売っている花譜のアイスクリームライブは12も圧縮音源でしか売られていない。これがせめてCD音質で売られていたら購入するのに、とおもう。何かのタイミングで圧縮音源ではない版が売られそうなので、今のところ購入していない状況。

インフォメーションは13日も14日も盛りだくさんだった。Kamitsubakiとしていろんな分野に手を広げることはやぶさかではないものの、同じメンバーにアニメとか演劇をさせるのはどうなのだろうか。歌だけをやっていればいい、などというつもりはないけど、サポートすればあれもこれもできるだろうか。現在の観測者から見たら何をしてくれても楽しくみられると思うけど、全く初めての人が見て楽しめるコンテンツになるのだろうか。いったん強烈なファンができればあとは囲い込んでしまう、というビジネスの仕方もあると思うけど、Kamitsubakiはそういう感じではなさそうだし。とりあえずトライ&エラーなのだろうか。人気があるメンバーでその分野を開拓し、安定して運営できる見込みができれば、いずれは別のメンバーがメインになるのだと思うけど、それまでV.W.Pのメンバーが消耗しないことを願う。

仕事もあって時間が取れないこともあり、Youtubeのメンバーシップにも未加入だし、今のところ歌関係のコンテンツのみ視聴している。懸念点や勝手な予想を書いているけど、年齢的にメインターゲットではないので聞き流してほしい。おそらくどんどん活躍の場を広げていくのだろう。僕は歌をメインに観測するだろうけど、今後の活躍に期待している。